涙目 流涙症には、日帰り鼻内法が簡単に行なわれます。
先日、熊本県八代市から来院された60才台のご婦人ですが、約10年前からの流涙症に悩まれていらっしゃいました。あちこちの眼科を転々となさってアレコレ点眼を注してきたが全然治るどころか酷く成って来たと、ネットを見て当院初診されました。
両眼の流涙症で涙が溢れて濡れていて目ヤニがいっぱい付着しており、お化粧は全部取れてしまっていて、周囲は赤くタダレテいて可哀想な状態でした。
早速通水検査をしましたが両側共に膿と混濁した液体が逆流してきて慢性涙囊炎を起こしていました。涙囊造影検査をCone CTで行ない、両側共に強い鼻涙管閉塞症による慢性涙囊炎と診断しました。
治療は涙嚢鼻腔吻合術を行ないますが、これには目頭の皮膚を切り、皮膚皮下脂肪組織、筋肉、を切り進んで涙囊と鼻腔を繋ぐ鼻外法と、皮膚を切らず鼻の中から手術を行なう鼻内法とがあります。
当院のHPを読んで頂ければ良く分かると思いますが、日帰り、局所麻酔で皮膚に傷を入れない鼻内法が一番患者さんに優しい手術と思います。
以上を説明しご理解頂きましたので治療を行ないました。
患者さんと家族の方々ははとてもとても喜ばれまして、喜んで帰って頂きましたのが、私達職員一同の喜びです。
今後も更成る向上を勤め精進して参りたいと思います。