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涙目、涙があふれる「流涙症」の治療法 、顔に傷を残さない内視鏡での日帰り局麻手術『鼻内法』


涙目、涙があふれる「流涙症」の治療法
顔に傷を残さない内視鏡での日帰り局麻手術『鼻法』
「流涙症」とは、一般的には「涙目」といわれ悲しくもないのに常に涙が潤んで外に流れてしまう症状のことを言います。涙が溢れる為ぼやけたり、眼鏡のレンズが涙ですぐ曇る、目やにが溜まり易い等の症状から何度も拭くため瞼がただれたりします。大きな原因の一つは、本来は鼻へ抜けていく涙の通路(涙道)のどこかが細くなったり詰まったりしている事です。
涙嚢鼻腔吻合術とは流涙症の涙道の治療法で、目頭と鼻の間を2~3cm程切開する「鼻法」と鼻内視鏡で観察しながら鼻の内側から行う「鼻法」があります。顔に傷が残らない「鼻法」の手術は日帰り局所麻酔で行うことができます。手術を受けたいが顔に傷跡が残るのはいやだ!ということから手術を断念している方々も多い様です。お顔に傷が入るだけでなく、心にも傷が残るのは誰だって嫌ですよね。私が約20年前から行って来た手術は、皮膚を切開せずに鼻の中から手術する「鼻法」と言います。顔に傷が残りません。鼻内視鏡による涙嚢鼻腔吻合術鼻内法による傷は鼻の中だけなので、顔には全く傷が無く、身体に負担の少ない局所麻酔で行うので炎症が少なく手術後歩いて帰ることができる日帰り手術です。

日帰り手術が可能な理由
元々皮膚、皮下組織、脂肪、筋肉、筋膜は炎症を起こしやすい組織です。鼻「」法は、鼻腔内から手術しますので、痛み、腫れなどの炎症症状が起こり難くなるわけです。涙嚢とその周囲の厚い皮膚組織にストレスをかけずに手術をすることにより、日帰り手術を可能にしているのです。
また、他にも、種々の日帰り眼瞼治療、角膜切開による日帰り乱視軽減術、眼瞼痙攣・顔面痙攣に対するボツリヌス治療などのほか、未熟児網膜症の経過観察などを行なっています。

 | 2017年5月9日 | お知らせ |