悲しくもないのに涙がこぼれる方の中で、涙の排泄経路=涙道が詰まる病気の事を鼻涙管閉塞症と言います。
これに対しての治療方法は昔から小鼻の横を約3cm程切開してバイパスを全身麻酔下に作る方法が約130年ほど前から行われてきました。これは鼻『外』法と呼ばれています。
しかし、これだと顔に傷が一生残り、心にも深い傷を一生負いますし、とてもQOLが低くなります。
そこで顔に傷を残さない方法として、鼻の中から切開する方法を鼻『内』法があります。
当院では1998年からこの鼻『内』法を『日帰り、局所麻酔』で行って来ました。
昔はご高齢者に多かったのですが、若い方々に増えて来ています。
『日帰り、局所麻酔』での涙囊鼻腔吻合術 鼻内法 を受ける患者さんは年々増加傾向にあります。
悲しくもないのに涙がこぼれる、しょっちゅう涙がうるむ、涙がたまる、涙目、涙がでる、涙が詰まる、涙がで湿る、涙っぽい、目尻がただれる、涙が止まらない、ハンカチが手放せない、化粧がすぐに落ちてしまう、しょっちゅう拭いている、目の周りが赤くなってヒリヒリ痛い、、、いろんな訴えで来院されます。
似た様な症状のある方はお気軽にご相談ください。