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涙があふれる、溢れる


涙があふれる、溢れる と熊本市南区の女性が来院されました。10年間あちこちの眼科を受診されましたが、点眼を注していたがナカナカ治らないとの事でした。『涙があふれる、溢れる』の症状はまつげ、まぶた、角膜の病気、結膜の病気、等々でも起こりますが、それ以外には涙の排水路のどこかが通りが悪くなって(狭くなったり、詰まったり)、上流にあふれてしまう場合があります。

これを流涙症と言います。患者さんの訴えは様々です。

涙が、あふれる、こぼれる、うるむ、湿る、つまる、出る、止まらない、ながれる、涙っぽい、にじむ、ぬれる、目尻がただれる、目やにが多くなった、は流涙症の症状です。流涙症の患者さんは、一度は流涙症専門医に診てもらう必要があります。出来れば涙道(涙の排水路)のCone CTを用いた詳しい造影検査の出来る施設が整った眼科が望まれます。

手術は涙嚢鼻腔吻合術が良いですが、これには二通りの方法が有り、70年程前から世界中で行われて来た 鼻『』法と、鼻『』法とが有ります。

鼻『』法は、顔を2~3cm程深く切開し、顔に傷が入りますから、跡形が目頭に残ります。メガネの鼻当てがしょっちゅう当たって赤く残る人もいますので顔に傷が残るダケではなく、『心にも傷が残ります』。例えば皮膚・皮下組織・脂肪・筋肉・筋膜等々を切開するので、腹部・胸部の手術と同じ様に傷跡が残るのは当然です。しかも、全身麻酔で必ず入院が必要です。全身麻酔は覚めても暫くは酸素マスクを当てがい、トイレもオシッコもベットの上で行ないます。

当院で16年も前からずっと行なってきた手術方法は鼻『』法です。これはお顔を切りません。『鼻の中』から手術しますから傷跡がお顔に残りません。しかも『日帰り・局所麻酔』なので『歩いて帰れる』のです。

最近はこの手術に興味を持ち始めた眼科医や耳鼻科の先生方がパラパラと数例始められています。

当院では、この『日帰り・局所麻酔』の鼻『内』法を受けたいという患者さんが熊本県だけではなく他県からもはるばる受診して下さり、この数年間は100例を超えています。平成28年は131例、平成29年は146例に及びました。全例『日帰り・局所麻酔』の鼻『内』法です。多分、日本国内では、トップだと自負しています。

平成30年は更成る手術手技の研鑽を行ない、患者さんの幸せに繋がるお手伝いをして行こうと思っています。

 

 

 | 2017年12月16日 | お知らせ |