ブログ・お知らせ

たなか眼科 トップページ  > お知らせ・ブログ

涙が潤む病気 涙が溢れる病気


涙が潤む病気、涙が溢れる病気で悩んでいる方が多くなってきています。涙は角膜、結膜の表面の環境を守るためにいつも目の表面を潤っている透明な血液みたいなものです。角膜、結膜の表面を潤った涙は1〜2割は蒸発して使用された涙は『涙の排水溝』を通って鼻の中の端っこに流れて吸収されます。

この『涙の排水溝』の流れが悪くなると、その上流の目の表面に涙が潤み始めるのです。そうなると涙が潤む、涙が溢れる、涙目、涙が止まらない、涙をいつも拭いている、目の周りが湿って赤くなる、目の周りがただれる、目やにが止まらない、といった鬱陶しい症状が続きます。

もう20年、30年も続いているとのことで我慢されている患者さんが多いようです。

昨日も26年間続いていると熊本市内から娘さんと来院されました。早速眼科専用のCTで涙囊造影検査をしましたら、鼻涙管で完全閉塞が認められました。全身麻酔で顔に傷が入る涙囊鼻腔吻合術 鼻法 は勧められません。当院では15年前からこういった患者さんには涙囊鼻腔吻合術 鼻法 を勧めています。日帰り局所麻酔で行ないます。

遠方から来院される患者さんは前もっての電話連絡をして頂ければ、効率の良い診察と診療が可能だと思います。

 | 2017年3月14日 | 受診された患者さん |